善さんの隠れ家
人生は一生のひまつぶし。 徒然なるままに書きためた日記です。 気が向いたら更新します。
永遠の0
「永遠の0」が話題になってるので、映画じゃなくて、文庫本を買ってきて読んでみた。

読み物としては、おもしろいが、感動するというほどでもなかった。

主人公の宮部久蔵という零戦のパイロットは、妻や子どものために絶対生きて帰ることをモットーにしていたが、最期は

特攻で死んでゆく。

他人と合わせることや空気を読むことを美徳とする日本人の国民性のなかで、生きて帰るという当たり前のことを主張するのは、卑怯者呼ばわりされることになったようだ。

特攻作戦というのは、航空機や艦船に爆弾を積み、それを操縦して敵艦に体当たりすることだが、負け戦で、効率だけを考えると、特攻が一番確実で戦果を期待できる作戦ということになる。

しかし、レーダーで捕捉され、敵戦闘機に待ち伏せされて、それをかいくぐっても、VT信管という対空砲火によって、ほとんど迎撃されてしまったようだ。

戦艦大和の沖縄特攻にしても、まず、成功しない作戦だが、坐して死を待つより、戦って切り死にしないと、面目が立たないということだろう。

特攻を自爆テロと同列には見れないと思うが、効率だけを考えて、国のために死ねというのは、あまりにも理不尽だと思う。

しかし、その理不尽な事が、まかり通ってしまうのが、戦争というものだ。

日本人というのは、何事に関しても、ぎりぎりまで追い込んでいくことを美徳とするところがあるが、見方をかえれば、余裕がないということである。

一見無駄に見えることも、見方によっては、余裕があるということもあると思う。

昔だけの話ではない。

企業にしても国の政治にしても、長期的視野に立つことができず、その場しのぎの行き当たりばったりで、この国には、余裕がなさすぎると思う。
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TVや映画の特攻隊
うちのじいちゃん30歳過ぎて徴兵されて「整備兵」だったとのことだ。整備兵といっても百姓なので滑走路の石を拾ったり飛行機を押して格納庫に入れたり、タイヤストッパーをかけたりするくらいで後の時間は飛行場脇で芋作りだったんだって。
TVや映画の特攻隊を見るたびに「あんなにカッコいいもんじゃない、泣いてわめいて逃げるやつ、離陸したらすぐに機関不良で帰ってくるやつばかり」だったそうだ。
ほらを言うようなじいちゃんではなかったので実際には映画ほどかっこよく出撃する人は少なかったんだと思うよ。
2014/02/25(火) 21:15:24 | URL | くにちゃん #mQop/nM.[ 編集]
特攻隊というのは、ごく一部の部隊で行われた作戦だと思ってたけど、戦争末期になると、ほとんど、全部隊が特攻になってしまったようですね。
高度一万メートルを飛来する排気タービン付きのB29を撃墜するにも、日本の戦闘機は、その高度では、ふらふらで、体当たりするしかなかったようです。
2014/02/26(水) 00:11:38 | URL | 善さん #-[ 編集]
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